僕は野球とかサッカーとかスポーツ全般にあまり興味がなくて,野球は巨人以外の球団が優勝してくれればとりあえず満足で,サッカーはワールドカップの時だけ応援するとかその程度です.ただ,スポーツの会場でプロカメラマンがどこのカメラを使っているのかどうかは熱烈な関心事でありまして,報道ブースなんかで白いレンズが幅をきかせているととたんに機嫌が悪くなります.メーカーの技術的な優劣とかそういうの抜きにしてニコンが好きなんです.長玉の鏡筒は黒に限るぜ.:-)
しかし先般のアテネオリンピックでは白黒ハッキリしてしまいました.テレビを見ていると白レンズの割合が多いな(というか白ばかり)とがっかりしてました.(いまに始まったことではないですが)そしたら追い打ちをかけるように日経産業新聞にこんな記事が出ていました.
カメラ大戦争 高級機を狙え(1)アテネはキヤノン、報道用“白一色”
くそう,くそう,くそう.この記事の白レンズの砲列を見てワタクシは涙が止まりませんでした.いまに始まったことではなくて元々スポーツ系はキャノンが強いというのはあるので,この記事のキャノンの持ち上げ方に完全に同意はできないのですが.
アテネでニコンが振るわなかった原因ですが,スポーツの大会では室内の動きが速い被写体に対して高速シャッターが要求される場面が多いわけですが,こういった厳しい条件下でのニコンの受光素子(LBCAST)の高感度性能があまり芳しくなかったようです.
それにしても,いままで記録媒体はフィルムメーカーに任せておけば良かったのですが,デジタルになるとカメラメーカー側の受け持ちになってきますよね.ここがメーカーにとって厳しいところだと思います.銀塩時代にニコンvsキャノンで論じられていたのはマウントの問題だとか,レンズの発色だとか,堅牢性や操作性だとかある意味どっちのメーカーでも必要な品質が提供出来ていてあまり差がつかないところでしたが,今後は画質を決定づけるイメージセンサーとそれを処理する画像エンジンの性能になってくるということです.カメラ戦争というよりも半導体戦争ですね.
それにしてもアテネオリンピックではほとんどがデジタルカメラでした.試合の合間にブースに並んだカメラマンがみんなうつむいて背面の液晶を確認している姿が印象的というか時代の移り変わりを感じました.それにしてもD2H安くならんかな?